自分に合った病院探し

診察

医療費と助成制度について

今や日本人の15人に1人は生涯のうちに一度はかかるとも言われるほど罹患者が急速に増加しているうつ病です。若い学生も、働き盛りの社会人も、仕事を持たない主婦も明日は我が身。万が一自分や家族、同僚や友人がうつ病にかかったかもしれないと感じた時スムーズに診断・治療が受けられるよう、あらかじめ病院の選び方を知っておくと良いでしょう。うつの治療を行うのは精神科、もしくは心療内科です。昨今はより敷居を下げ患者の足が向きやすくなるよう、精神科ではなくメンタルクリニック等と表記する病院もあります。このような精神科の分類となる機関は全国に9000箇所以上あります。うつは通り一遍の治療ではなく、患者個々の発病原因や置かれた環境、病状の経過や性格などによってオーダーメイドな治療が必要です。多くの場合は病状に合わせて抗うつ剤が処方されますが、薬の効果や服用方法に加えて副作用などの詳細な説明をしてくれる医師だと安心です。また、抗うつ剤はいくつかの種類に分けられます。例えば有名なもので言うとデパスやメイラックスは抗不安剤で、アモバンやハルシオンは睡眠薬ですが、同じ種類の薬ばかり多量に処方されるのは心配があります。処方された薬の内容は医師や薬剤師にしっかり確認しましょう。また、うつ病は一度抗うつ剤を処方して貰ったら通院終了という事にはなりません。症状が和らいできても、それに応じた内容に抗うつ剤も変更したり減薬したりします。あまりにも予約が取りにくいところや、距離等の問題で通いにくいクリニックを主治医にするのは避けた方が無難でしょう。主治医との信頼関係は病気克服にも大いに影響しますから、妥協する事なく自分に合ったクリニックを見つけましょう。内科や皮膚科、整形外科は誰しも一度は通った事があるはずです。初診でかかる場合は3千円?5千円が相場だとか、再診料はもう少し安く済むなど、病院にかかる費用の情報もなんとなく知っているでしょう。しかし、精神科や心療内科は未知の部分が多く、いざ通院を開始しようとしても、費用はどのくらいかかるのか、どれくらいのスパンで通院が必要なのかと心配になる人も少なくはないはずです。精神科はその他の病院と同様、健康保険が適用されますから基本的に医療費は3割負担となります。医師の診察を受けると通常は抗うつ剤の処方を受けます。この抗うつ剤の種類や量によっても金額は異なりますが、1回の通院で約3千円?6千円程の支払いになる事が多いようです。一見すると高額には感じませんが、うつは根気強く治療する必要があります。発症してすぐの急性期には月数回など頻回な通院が必要になる可能性があります。その後病状が寛解しても、1ヶ月に1度、3ヶ月に1度など定期通院が必要になる場合や、人によっては数年単位の長期通院を要する事もあります。特に仕事を休職している人にとっては収入減のところに度重なる通院が大きなダメージともなり得ます。そこで利用できる制度を覚えておくと便利です。例えば、精神科に限った事ではありませんが、入院が必要になった時は高額医療費制度が使えます。その他、精神疾患に対する特別な措置として、自立支援医療制度があります。医療費が負担となって精神疾患の治療を諦めてしまう人が出ないよう、通常3割負担の医療費を1割負担へ減らしてくれる制度です。仕事を休む人は傷病手当金を申請できる事もありますので、一度調べてみましょう。

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